財布をもっと好きになる

財布についていろいろと書いているブログです

財布の歴史(日本編)

f:id:pomu2019:20190914213605j:plain

日本でも古くから財布が使われてきました。

 

どのような歴史があるのでしょうか。

 

 日本初の貨幣といえば

日本初の貨幣といえば、和同開珎ですよね。

 

しかしここ最近の研究により、それよりも前に富本銭(ふほんせん)といわれる貨幣が作られていたということがわかっています。

 

五円玉のように真ん中に穴が開き、上下に富本とかかれています。

 

経済活動のためなのか、宗教的意味合いのためなのか。

 

その結論はまだ出ていません。

 

そのため経済課都度のための貨幣という意味では、和同開珎が日本初の貨幣とされています。

 

今後の研究によっては覆されるかもしれません。

 

どちらにしろこのような貨幣は、真ん中の穴に紐を通して持ち歩いていました。

 

端数がでても紐に通しておけばいいので、財布といえば財布でしょうか。

 

 財布が民衆に普及してきたのは鎌倉時代

その後鎌倉時代になって、ようやく一般大衆が貨幣を使う、ということが普通になりました。

 

貨幣でのやり取り自体は平安時代からでもあったのですが、なかなか普及しませんでした。

 

一般に普及してくると、紐ではなく巾着袋に入れて持ち運ぶようになってきたようです。

 

 

そして小判が一般に使われだしたころ(江戸時代)に、小判と小銭を同時に運べるタイプの財布が登場しています。

 

三つ折りの財布を紐で巻いて、落ちないようにしていました。

 

 

そして明治になると、がま口が入ってきます。

 

今はレトロな和小物として使われることも多いですが、元々はヨーロッパから入ってきた物。

 

当時の最先端ファッション小物であったそうです。

 

 

日本でもがま口が普及すると、小物入れとしては勿論、小銭入れや財布として使う人も出てきました。

 

そのころになると昔ながらの巾着、紙幣や小銭が一緒に入るタイプの財布、がま口など多様な財布が登場しています。

 

巾着を財布として使うのが、日本の財布の歴史の中で一番古いというのが事実です。

 

 

日本で一番普及しているのが、紙幣と小銭を一緒に持ち運べるタイプの財布。

 

特に長財布といわれているタイプです。

 

ですが二つ折りといわれているタイプも、根強い人気があります。

 

財布のデザインにも流行り廃りがありますが、この二つのタイプはどのシーズンでも安定した人気があります。